休暇村裏磐梯キャンプ【2日目】その4
裏磐梯キャンプ場2日目 その4
五色沼(柳沼~青沼~るり沼)
五色沼自然探勝路
五色沼自然探勝路は、裏磐梯ビジターセンター側にある「毘沙門沼」から
「赤沼」「みどろ沼」「竜沼」「弁天沼」「るり沼・青沼」を経て、
桧原湖側にある「柳沼」までのおよそ3.6kmのコースになります。
この自然探勝路には、他にも30以上の小さな沼があり、
とても素晴らしい景観を楽しみつつ、
鳥の声や風で葉が触れ合う音を感じながら歩いていきます。
この沼の多くが明治21年(1888年)の磐梯山の大噴火によって誕生しました。
トレッキング開始
毘沙門沼~柳沼まで行くのはいいけど、往復するのはしんどいし、時間もない。
車が2台あったので、1台は毘沙門沼側の駐車場へ停めてから、
他の1台に乗り込んで柳沼の駐車場へ向かい、そこからトレッキング開始。
毘沙門沼に停めておいた車でまた柳沼へ戻り2台で帰宅する、
という方法をとる事にしました。
柳沼~五色沼トレッキング
桧原湖側の駐車場から車を降りて、すぐに見える位置にあるのが柳沼です。
特別変わった水の色をしているのでもなく、よくある沼といった感じです。
水面に向かって重そうに垂れ下っている枝や、
沼から突き出ている枝が風流な趣を出しています。
[柳沼]
シダ植物が茂る中、名もない小さな沼を眺めながらどんどん歩いていきます。
青沼・るり沼~五色沼トレッキング
しばらく歩いて行くと、これぞ五色沼!
といった色合いの沼があります。青沼です。
青沼の水面近くの葉は白く変色しています。
これは、るり沼と青沼の水の成分が混ざり合ってできる化学物質で、
アロフェンといいます。
このアロフェンが付着する事で、葉は白くなってしまい、
沼のエメラルド色と合わせてとても幻想的な雰囲気を演出しています。
探勝路から沼の近くまで行く事のできる道があり、その奥は少し広くなっています。ベンチがあるので、そこに腰かけてぼーっと沼を眺めたり、
写真を撮影する事ができます。
[青沼]
夏で樹木の成長が著しいらしく、探勝路の木々の隙間からるり沼を覗きます。
光の加減か、こちらの方がエメラルド色がより鮮やかに感じました。
葉の緑と水の色のコントラストが美しい。
柳沼方面から歩き出すのはこれが初めて。道はゆるやかに下っていきます。
弁天沼~五色沼トレッキング
さらに先へ進むと川の流れる音が聞こえます。
道を浅い川が遮っていて、その上に木道が敷いてあり、
向こう岸へ渡れるようになっています。
その先には五色沼の中で2番目に大きな弁天沼があります。
この時は陽が傾きかけていたのですが、夕陽の光に反射されてまるで鏡のように、
葦や木々や山が水面にくっきり写りこんでいました。
残念ながら山には雲がかかっていましたが、
晴天であれば沼の後ろに雄大な山がそびえ立つ、
絵画のような風景が見る事ができたかもしれません。
[弁天沼]
【その5へつづく】